ハッピーエンド・スーパーノヴァ
アンテナ少女のマンションから程近い雑居ビルの中にあるカラオケボックスに、俺たちはいた。

「ほら、ユウちゃんの曲だよ」

部屋に入ると、ヨドミちゃんがマイクを渡してきた。

アンテナ少女は曲リスト本を開いて選曲をしていたが、俺がオリジナルラヴの「接吻」を歌い始めると、すかさずデュエットで入ってきた。

昼間から、ハイティーンの少女とカラオケボックスでデュエット・・・はたして、これは探偵の仕事なのだろうか?

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