ハッピーエンド・スーパーノヴァ
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 俺の今までの20数年の経験が絶対の自信を持って次の言葉を言わせた。

「そんなはずありません」

ボスの横でヨドミちゃんもポカンとした顔で俺の背後を見つめている。

「ヨドミちゃん、あれ、最近の高校生のファッション?」

ヨドミちゃんが首を横に振る。

俺達の話し声が耳についたのか、貸し出しカウンターの向こうの女の職員さんがこちらをちらりと見ながら口元をおさえつつ、ひとつ咳払いした。

ボスは先ほどよりさらに声をひそめて、

「ユウちゃん、彼女が何を読んでいるかチラ見してきてくれ」

と言った。
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