ハッピーエンド・スーパーノヴァ
ボスの号令で、俺達は、といっても二人しかいない従業員は、ボスに従って図書館を出た。

「やれやれ。いきなり遭遇しちゃったな」

「いや、ただの不思議ちゃんじゃないですか?地球侵略をもくろむ宇宙人が図書館でもちもちパンの作り方調べませんよ」

「もちもちパンじゃない、ふっくらもちもちパン、だろ。情報は正確に把握してないと、足元をすくわれるぞ」

そんなことですくわれるほど、俺の足元はもろくない。

「かわいい子だったね。ホントに宇宙人かなー。ふっくらもちもちパン食べたいなー、コーヒーと一緒に」

ヨドミちゃん、ごめん。最後のところは少し検討の余地がある。
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