ハッピーエンド・スーパーノヴァ
女の子は俺をオフィスの中ほどに設置されたソファーに案内した。

低いテーブルを挟んで二人掛けのソファーが向かい合い、それぞれの背後はパーティションで向こうと仕切られている。

俺が腰掛けると同時に、女の子は

「じゃあ私、コーヒー淹れるね。憎しみがわくような、苦い苦いコーヒーを!」

くるりとオフィスの奥に去っていった。

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