ハッピーエンド・スーパーノヴァ
10
10


 ダイバーがゆっくり近づいてくる。

頭まで被る、顔しか露出しない全身スウェットスーツを着込んだダイバーが。

ごついゴーグルをつけている。

そして、背負ったボンベからはホースが伸びており、口にくわえた装置(名称は知らない)につながっているので、おそらくは空気を送っている。

しかし足元は普通の革靴だ。

ダイバーは俺の真正面まで来ると立ち止まり、口から酸素の装置(名称はしらない)を手で外して、

「お前、何をしている」

と短く叩きつけるように言うと、再び装置を口にくわえた。

< 81 / 160 >

この作品をシェア

pagetop