【短編】意地悪炭酸ベイビー
そっか………
そー……だよね。
何期待してたんだろあたし。
先輩は誰からもモテて。
あたしなんか眼中になんてないのに。
だけど、先輩はなんでいたの?
なんで話かけたの??
それも気まぐれ?
聞きたいことは山ほどあったけど、もうこれから目を合わすこともないんだろうな、と思うと、頭を振ってそれらの疑問を掻き消した。
ほんと……今日は色々ありすぎた。
そういえばあたしフラれたんだよね……?
先輩の記憶が大きすぎて、フラれたことがちっぽけのように感じた。