@ツンデレ彼氏。
カレカノ誕生、firstvoice
廉乙side

俺の言葉から、静まり返る教室。

作業しているわけじゃなく、姫愛は顔を赤くしながらボーッとしている。

「ねぇ、あたしたちってさぁ…」

姫愛が不意に口を開いた。

「ん…?」

「カレカノ、だよね?」

そりゃ…

「そうだろ?」

「だよねー!そういう事だよねー」

どういう事だよ…

「そういう事ってなんだよ…?」

「なんか信じられなくて…」

信じられない?

「何をだよ?」
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