☆マーメイドLOVE☆
「それじゃあ、行こう」
私は一度は恨んだ・・・ううん、まだ心のどこかで疑って恨んでいるけれど、その人についていく。
これは、少しだけの我慢。
ヴィルトスからの視線が痛い。
皆からの視線も。
その中には裏切ったものへの怒り。
引き留めたいと思う気持ち。
そんないろんなものが混じった視線を私は背中に一身にうける。
でも、いいの。
これが私がだした答え。
決断。
私は、ラダル達が乗ってきた船に乗り移る。