☆マーメイドLOVE☆
そして夜は明けた。
「リリエルさん。私、故郷に帰らなくてはいけなくなって・・・急なんですけど今日には此処を発たないといけなくて」
「去る者は追わず。どんな理由かはしらないけど。元気でね。皆に挨拶する?」
「はい、悲しいですけど・・・まぁそれが礼儀ですし」
私は、リリエルさんに皆を呼んでもらった。
「家の都合で故郷に帰ることになりました。短い間でしたけどありがとうございました」
「さびしくなるねアイシェル・・・」
「また、すぐ戻ってくるから・・・その時はどうぞまた、よろしくお願いしします」
私はそういうと皆に背を向け、歩き出す。
後ろからは別れを惜しむ声。
私は振り返らず歩いた。
別にすぐもっどてくるし。
寂しくない。
私は、浜辺へと歩き出さした。