My true love

幸せ



今までで一番幸せな時間


ゆっくりと時が過ぎていく。


―4月―


大翔は高校を卒業した。
お医者さんになるために医学部に進学するみたい。前よりもっと忙しくなる。ずっと一緒にいたい。



春休み最後の日。


私は大翔の大きくて広いお家に呼ばれた。


広すぎて、迷子になりそうなくらい大きい。


「大翔?どうしたの?」


「話があるんだ。」


真剣な顔をして話す。


「俺の親の事で…」



「大翔のお父さんとお母さん?」

そう言われてみると今までで大翔の親の話は一度もした事がない。そこまで、気にならなかっし知らなくてもよかった。


「咲季には話さなくちゃいけない事だから。」




< 38 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop