PURELOVE
今度、いつ会えるかな?


な~んて、ついさっきまで一緒にいたのに…


ほら、もう会いたくなってるあたしがいる。


楓君は勉強頑張んなきゃいけないんだから、少しは我慢しなきゃッ!


ワガママばっか言ってたら、嫌われちゃうもんね?


もう一度今日1日を思い出して、幸せを噛み締めながら玄関の扉を開ける。


「ただいまぁ~!」


「おかえり~!」


すぐにキッチンの方から、ママの声がした。


夕飯のいい匂いがここまで来てる。


一旦2階に上がって着替えてから、あたしはキッチンに向かった。


「ママ、あたしも手伝うよ♪」


「じゃあ、サラダ作ってくれる?」


「はぁ~い♪パパ、いつ帰ってくるの?」


「もうそろそろのはずなんだけど…」


「そっかぁ♪ケーキ買ってきてくれるんだよね?」


「そうよ♪楽しみね!じゃあ、これ並べて!」


「はぁい!」


できた料理をテーブルに持っていく。


クリスマスだけあって、すっごく豪華♪


パパが帰ってくるまで我慢できなそう!(笑)


ガチャ!


「あっ、パパ帰ってきたぁ!」


「あら、本当?」


「うん!」


あたしは玄関に走った。
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