PURELOVE
楓★文化祭でのハプニングⅡ
玄関の前でプレートを壁に立て掛け、チラシを道行く人に配っていった。


家族、カップル、友達…


様々な人が来ていた。


たまに写真を撮ってほしいって言ってくるヤツもいて、何で?と思ったけど、飲食店に行くことを条件に承諾した。





20分程で、チラシは配り終わることが出来た。


「ふぅ~!やっと終わった!」


「そうだね!」


「てか、腹減らねぇ?」


「あ、そういえば食べてなかったね…」


「じゃあ、食べ行くか!もちサンロクだろ?」


「…うん!」


アハハ…と立川が笑った。


俺も笑った。


何だか今まで話せなかったことが嘘のように、自然と振る舞うことが出来ていた。

















意外と、こうゆうのもありかもな…


俺は話ながら、漠然とそんなことを思った。
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