Crazy Love
「達也くんの事も、もの凄く考えた。正直、話を聞いたときは「もしも達也君が俺の子ではなかったら」って悩んだ。でも、別れるとき理央が言ったんだ。あなたに子供がいるのを知っていて「子供には父親が必要だ」って」

「彼女が?」

「うん。その時、なにかが吹っ切れた気がしたんだ。父親が誰でも、達也くんはあなたの子だからさ。俺が愛しているあなたの子だから、俺は達也くんのことも愛していけるってそう思ったんだ。あなた達をずっと守っていきたいって……だから……」

ますます鼓動が激しさを増す。

もう一度気持ちを落ち着けるように深く呼吸してから、ずっと口に出来ずにいたあの言葉を口にした。
< 162 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop