★まいんどはーと★
「お弁当!」
「…いらない。」
「んじゃ、そのままゴミ箱に捨てても構わない。」
「……」
何も言わない、疾馬くんにあたしは無理やり渡し
逃げるように立ち去った。
━バタン━
「なんで…、分かってたのに。」
“彼女いるし。”
疾馬くんの言葉がまだ残っている。
分かってたのに…
いざ、言われると
こんなに、辛いんだ…。
「本当に…、あり得ないっ…!」
あたしは、うずくまり
泣く事しか出来なかった。