薄氷
そばにいて

そばにいて

あなたさえ
ここにいてくれるなら

私は他には何も要らない


どこまでもふたり

そんな幻想を
抱かせていて


もう
戻れない

あなたを知ってしまったから


あなたの手の温もりを

あなたの声の優しさを

あなたに抱かれる喜びを

私は知ってしまったから
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