特別保健委員会
「泉先生の無茶を、君なら任せられそうだ。」
「え。」
「来年から、俺の委員会を頼むよ。」


俺 の 委 員 会 ?
引っかかりを覚えて、でも、なんとなく聞くことを躊躇い立ちすくむ。
というか、私は委員会に入ること決定なのだろうか。
謎すぎるぞ、会長。

そんなことを考えていたら先生は、ぽんっと私の頭を軽くたたいてから背中を向けた。

「あっ…待っ」
「今度会ったらご褒美をあげるからね。」

私の言葉に被せるように、芸能人顔負けの美青年フェイスで外国人顔負けのウィンクを一つ。
……一応、端くれながら女の子として生きている私が、予期せぬトキメキに苦しんでいる間に会長の背中は遠ざかって消えた。


遠くから耳に届くチャイムに我に返るまで、私は一部だけ草が抜かれてハゲた裏庭に立ち尽くしていた。
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図書室が好き。 本のにおいが、本の温もりが、 そして、図書室に来る、彼らが作る空間が。 意地悪毒舌VSクールなボケ王子 ――腐れ縁な同級生 元気いっぱい&しっかりもの ――初めての後輩 優しい先生、 ミステリアスな笑顔のお兄さん。 私の日常は、少しずつ動いていく。 ******* コメディータッチ学園ラブ。 ギャグ+逆ハー風味

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