イジワルイケメンの先生と切なく秘密の甘々恋愛
嵐先生は、ずっと私の手を離さなかった。


嬉しいけど宝石になった手を隠すための王子様の白い手袋が切なくて


泣きそうになった。


なんで嵐先生が病気なんだろう?


こんなに素敵なのに死ぬなんて嫌だよ。


絶対嫌……


先生の手をきつく握り締める。


不安になるの。


いつか先生が全身宝石になったらどうしようって考えると怖くてたまらないよ。


先生は、私の気持ちに気付いたかのように頭を優しく、フワリと撫でてくれて


抱き付いて泣きたいだなんて思ってしまった。


嵐先生


嵐先生


大好き。


病気代われるものなら私が代わりに死んでもいいよ。


先生を失う悲しみに比べたら


死ぬ事怖いけど


先生を助けられるなら


死んでもいいよ。


神様もう少し先生の寿命を延ばして……お願い。
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