Forever*きみとの未来
「乗りなよ、送ってく」


彼は不器用そうにそう言った


「チロのお礼だ」


案外、ナイトオブミスターなんて周りが勝手に作りあげたもので


本当の彼は心優しい普通の男の子だったりして☆


夕暮れ、走る風

二人は恋の始まりを
予感しながら

胸の鼓動を隠せずにいた


小さな命がもたらしてくれたもの
それは大きな幸せだった


あの日から私たちはふたりで歩み始めた
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