LOVE AGAIN
「さとみ・・・?こっち見て。」

「ヤダ・・・。」

「さとみ・・・。」

「や・・。」


私の抵抗は全然で


あっと馬に竜の腕の中へと


吸い込まれていった。


そして竜は


まるで心が見えているかの様に


私の不安を崩していくのだった。

「ずっと話さない。そばにいる。さとみは
  “一人じゃない”」


竜…。


言ってくれたね。


私の思っていた言葉・・・。


ほしかった言葉…。


愛の言葉…。

「竜!」


私は強く竜を抱きしめ返した。


そして私たちはお互いの再会を喜びながら


竜の部屋で


Kissをした。


もう離れない。


もう崩れない。


そう願うかのように…。

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