~Snow White~『最終巻』
第三章
真冬からの呼び出しは頻繁だった。


一方的な真冬に腹が立つけど
真冬をそうしてしまったのは
自分だと


罪悪感から
真冬を拒否できるはずもなく


言いなりになるしかない。



その日は誕生日だった。


いつものように
大柴家に行くとたくさんの
ごちそうが並べられていた。



智久が来ると
真冬はとても喜んで



自分の横に座らせた。
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