ダイエット大作戦!

輝side

「ゴホッ。ゲホッ。」


部屋で咳をしていると、姫香が急いで俺の部屋に入ってきた。

俺は姫香にうつすまいとベットから出ようとしたがすぐさま姫香によってベットに戻されてしまった。


氷を俺の頭の上に乗っけ、お粥を作ると部屋を出て行く姫香を見て、俺は溜め息をついた。


(だらしねえ、こんな風邪で寝込むなんて。)


最後に熱が出たのは何年も前の事だった。


この頃、姫香の事を考えすぎて体調を崩したのかもしれない。

他の男と一緒にいる姫香を見ていると正直胸が痛くなる。


そうこう考えているうちに、俺は眠ってしまっていた。
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