恋の行方
ちんちくりんな私が何でこの二人と一緒にいるのかみんな不思議でしょうがないだろうな…。


『ゆっちんっ目立ってるね?やっぱりこの髪の毛は目立つよね?』


と、利央が私の髪の毛を触りながら言って来た。


今時珍しい真っ黒な髪が腰まで伸びて、艶やかに輝きを帯びている。


何も誇れるものがない私の唯一の自慢だ。

ってか、目立ってる原因はコレじゃないし…。


「利央と遼ちゃんが目立ってんのっ。私1人なら全然目立たないし。…あ。着いたよ。」

そんなこんなくだらない事話しているうちにバイト先の喫茶店に到着。


利央達を中に通して、私は裏へとまわり学校の制服からバイトの制服へと着替えた。
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