ボディーガード
はっ!

しまった…………………

我を忘れて、彼女を凝視してしまった。

それを察したのか………彼女がオレに話しかけてきた……

ヤバい…………

ビンタか…………?

しかし、オレの予想ははずれた……………………

「ねぇ………いきなりこんなこと言うのも恥ずかしいんだけど、そのパン分けてくれない……?」


パン?

まぁ……なけなしのパンだけど、君の笑顔には代えられないよ。

などと、思いながらパンを半分にちぎって彼女に渡した。
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