恋のMELODY





緑に囲まれた綺麗な風景に、大きな城。



そして、その周りには村がある。






「若殿様が姫様にお会いしたいとずっと申していらっしゃいました」



「そうですか。では参ります」


城の前まで着くと何人もの女中が外に出て待っていた。




「姫様。ようこそ水楊の国へ」



手を差し出され私は馬からおりた。






外面いつもと変わらないような顔つきをしているが、内面混乱しているのが私の本音。





さっきから頭にうかぶのは父上や国の皆の事。


そして郁の事。






それから…





































瑠真というあの侍。












< 15 / 105 >

この作品をシェア

pagetop