キミ色に染められて

いつものように喉をゴロゴロさせて、用意してあったものを与えた。


今日は様子が違った。


一口も食べずに車道の方へカラダを向けたと思うと、スタートダッシュをかけた。


『あ、あぶな…』


コリンを連れ戻すことに夢中で向こうからバイクが来ていることにきづかなかった。


「あぶないでしょ!」


『す、すみません…』


「アナタ…。」




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