Grand Sky

あたしは上履きを取ろうと扉を開けた…


―ガタッガタガタ―


!?!?


「なにこれ」

「すごい!!!千秋モテモテじゃん!」

そこにはあたしの足元に散らばる沢山の箱があった。


「俺よりもらってんじゃん」

ニッと笑いながら言う金髪の男。

「よっ!やっぱしモテるね!千秋ちゃんは!」

その隣には銀髪の男。

あたしは眉間にシワを寄せ二人を見た。
隣にいる愛理は驚きながらもあたしに笑顔を見せた。

「愛理行こ」

あたしは箱を全部中へ戻すと無視して上履きも履かず愛理を連れて教室へ向かった。

「えっちょっと!千秋いーの!?」

「別にいい」

「まったくも~!」

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