愛す
「お兄ちゃんとお父さんとお母さんが亡くなった後、あたしと晃は施設に行くことになってね……」
――桜に黙っていることに罪悪感が募る。
「それ以来、ずっと海に行ってないんだ。
友達も居なかったしね。」
『えっ?』
……友達が居なかった…?
「うん。刹那があたしにとっての初めての親友。」
――親友
仲間を裏切ってきた私に親友なんて言って貰って良いのだろうか……
『……あ、ありがとう。』
私は桜の親友になっても良いのだろうか――
――「…刹那は優しいね。」
――優しい?
私が?