君へ贈る愛の歌
わりと学校から近い森にある秘密基地。
中学生になってから行ってない。
中学生になってからはかっちゃんのピアノの練習ばっかりみていたから。
でも、その時間が一番有意義に感じたからいいんだけどね。
『みゆう!』
森の一歩手前についたころ後ろから声がきこえた。
みゆう?
あたしのこと・・?
でもあたしはみゆうじゃない、
みゅうだもん。
そう思って歩みを速めた。
『おいって!呼んでるんだから止まれよな。』
いきなり腕を掴まれた。
『なんですか?!あたし呼ばれた覚えありませんけど!』
傲慢な言葉にちょっとイラだってふりむいた。
『はぁ?呼んだだろーがよ。みゆうって。』
『ほ、本田先輩?!』
あたしの腕をつかんでいたのはあの・・本田先輩だった。
『あっ、俺のこと知ってんの?』
『知ってるも何も本田先輩は有名人ですからね。っていうか・・あたしみゆうじゃないですから!』
あたしは腕を振り払ってまた歩き出す。