Doctor〜鈍感なアイツ〜
あれから数時間が経つ。



(「いつの間に…こんな時間になってる。思ったより早いじゃん。さて行こうかな」)



病院関係者の入口前に
久美子はやって来た。



(「出てこーい司馬チャン。あっ来た…げぇ〜マシャと一緒にいる何で…まぁ今はそんな事を考えてる暇はない。レッツゴー」)


「久美子、やっぱ来たか」


「く、久美ちゃん!?」


「そぉで〜す司馬チャン、今日お誕生日でしょ。おめでとうこれプレゼントだよ」


ニコッと司馬に
ラブな目線を向ける。



「あ、ありがとう」


「どういたしまして」



久美子は思わず
司馬の手を握りながら言った。



「司馬君はずいぶんモテますね」


「え、そんな事ないです」


「ねぇ一緒に帰ろうよ!」


「あっ俺は用事あるから、お前は司馬に送ってもらって帰れ」



雅也は駐車場へと歩いて行った。
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