、ほんとは好きだよ…
新君は涼しい場所にいた方がいいと、すぐに保健の先生から保健室の鍵を預かり、保健室まで私を連れていった。


大量に水を飲まされ、ベッドに横になっていると、大分楽になった。

「多分日射病になりかけてたぞ、お前。無理すんなっていっただろ?」

「……ごめん。新君は戻っていいよ?ありがとね?」





「……なんで、無茶してる?俺、力になれない?」

「……。」

私は、なんて言っていいのかわからず、黙り込んでしまった。
すると、新くんが大きなため息をハァー、とついた。

「お前、少し前から様子おかしいよ。時々考え込んでるし、無理して笑ってるみたいだ。」


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