君がいるだけで
出会い
次の日


まばゆいばかりの太陽がでていた。絶好の野球びよりだ。


野球場へと駆け足で向かう山口の姿があった。


ヤバい完全に遅刻だ。

寝ぐせをなおす時間もなく必死に走る山口。

交差点で、あまりに、必死に走っていて、出会い頭に人とぶつかってしまった。


ぶつかった拍子に尻餅をついた山口。


「いてて。」


「ごめんなさい、大丈夫ですか?」


そこに立っていたのは、目のクリっとした髪の長い綺麗な女性だった。


山口「あっ、はい大丈夫です。僕のほうこそ、すいませんでした。」


女性「ほんとに、すいませんでした。私、急いでるんで、失礼します。」


そう言い残すと、その場から、立ち去る女性。


しばらく、その場で、ぼーっとしていた山口。はっと我に帰った。

ヤバい遅刻して、走ってたんだ。急がないと、怒られる。


゛しかし、可愛いかったな。中学生かな?゛

急いで、野球場へと到着した山口。


球場の入り口に、加藤美紀が、立っていた。

< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop