チャット嬢 華

そういって
衣装部屋に連れて行かれた。

そこには20着以上のコスプレがあり、
どれも超ミニ丈で着るのが恥ずかしいものばかりだ。

アニメのコスプレもあったので
私はちょっとオタク系のキャラクターの制服を選び
着替えてオーナーの前に見せに行った。

「おー可愛いじゃない!
 似合ってるよ。」

似合ってると言われて
少し複雑になったが
笑顔でスルー。

ついにチャット部屋に入った。

テーブルにパソコン一台。
その前にはソファーが置かれていて、
いたってシンプルだった。

テーブルの横に置いてある
カラーボックスが少し気になりつつも
私はソファーに座る。

隣にはオーナーが座った。

簡単なチャットサイトの説明と
操作方法が告げられ、

「じゃ、事務室にいるから。
 なんかあったら声かけてね~」

え?

いきなりそんなこと言われても…

ちょっと不安になりながらも
パソコンに視線を向けた。
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