閻魔様のチョコレート

「約束の内容を聞いていないのに、約束をしてはいけないよ?」

「う~ん。でもどうしても帰らなきゃいけないからどんな事でも約束しなきゃいけないの。」

エリザベスは言いきりました。

天使はまたまたびっくりです。

「そう。分かったよ…じゃあ×××××を約束だよ。帰るには閻魔に行き先を言えばいいんだよ。君の願いならきっと聞いて貰えるからね。分かったかい?」

「うん!ありがとう!天使様。きっと約束を守るね。」

天使のほっぺへ、ちゅっと可愛らしいキスを落とし、満面の笑顔で答えました。

天使もニコッと笑いました。

そして再び、2人は歩き始めました。

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