honey boy
そんなことされたら当然嫌なわけで。



いっきに顔に熱が集まるのがわかった。




何するの!よりも離れて!




よりも体が動いた。





言葉よりも手がでちゃった☆パターンだよ。



人間自分の身が危ないときは勝手に自分を守ろうとするらしい。






私は、斉藤の手を引っつかみ、前に投げた。




要するに『背負い投げ』をした。




まさかできるとは思わなかった。





自分のやったことが理解できなかった。





それは斉藤も同じだったようで、ぽかーんとしていた。




だけど俯き、その綺麗な金髪を揺らして笑った。





『…っっっぷくく』




よほど笑いの壷にはまったらしく、爆笑しやがった。




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