イジワル狼VS子猫ちゃん


……千晃が不安になる。

その言葉を聞いた俺はイラつきというより、

…確かに

なんて思ってしまう。

ホント俺って単純だな(笑)

千晃……お前、すげぇよ。

「……茶色にしたらヤンキーに見えねぇかな?」

「似合うかも!!…可愛くなりそうだし(笑)」

茶髪の俺を想像して笑ってる優一。

「ホントに好きなんだね、彼女さんのこと」

アドバイスをくれたのは有難いけど、やっぱりこいつは好きになれねぇなぁ。

「当たり前だろうが」

「彼女に尽くす裕樹、悪くないかもね?」

そう言って去っていった橋本。


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