Cashe Cashe

特製スープ




冷たいと思う風が
今じゃ肌を触れても
冷たく感じないよ
それって僕が強くなったからかな?

もし君がそれは気のせいと言うならば
この風を感じてみて
曖昧な気持ちを伝えているよ
まるで冷めたスープのように

僕たちはいつの間にか愛を育み
温かいスープを作り上げた
それは誰に飲んでもらうため?
あの子?どの子?いやきっと彼なら…

でも彼は飲んでくれなかった
僕たちの特製スープを
君が恋愛お守りを身に付けた日
僕たちは別れたんだ

もし僕が悪い男と言うのならば
どうやって君を愛せばよかった?
曖昧な僕だったからかな?
まるでぬるいスープのように

もし僕がスープだと言うならば
君はそれを温める火の粉だったんだ
君がいなくなって
スープは冷めてしまった

冷たいと思う風が
今じゃ肌を触れても
冷たく感じないよ
暖かい季節がスープを温める

また誰かと作る特製スープを
いるかいないか分からない彼は
飲んでくれるかな?


2010,02,10


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