Cashe Cashe

神様のいたずら



ドアを開けたら雨が降ってきて
「神様のいたずらか」
なんてぼやいて家を出た

始まりは文化祭
人が集まる中 君はステージに立っていた
君の歌声と共に君の存在を知る
たとえ私の隣が耳をふさいでも
私はずっと君を見ていたんだ

教室で初めて君に声をかけた
震えるケータイ 焦る気持ちで聞いたメールアドレス
今 震動するケータイは きっと彼からのメール
彼氏がいたときとは違う
片想いの心は 彼の1通のメールで
鼓動が高鳴る

次はいつメールできるかな?
きっと学生の敵を倒してからだろう
それまで余韻に浸るよ

私と君を二人きりにしてくれた
教室の朝を



20101016


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