大嫌いだって愛しい
「よぉ、久しぶり」
堂々と下りる姿はあの時のまま
私は唖然と開いた口が閉まらない
でもそれは爽龍のメンバーも一緒らしく
「でかくなったな、ひかる」
ゆっくりと近付いてくる彼に
私は思いきり飛び込むとギュッと背中に手を回してスーツを握り締めた
「みつ…るさん」
自然と出た涙は頬をつたって充さんのスーツに染みをつくる
「ひかるは相変わらず泣き虫だな、」
フッと笑う顔は
あの時の高校時代より大人びて見えた。