大嫌いだって愛しい
いつも窓の外を見ている陸斗君に
始めは空が好きなのかなとか考えていた…
でもある日
ガタンッ
いきなり立ち上がった陸斗君は窓の外を見つめながら、急いで教室から飛び出す
「…ひかるさん」
「どうした三上?」
そう彼が小さく呟いたのを私は聞き逃さなかった。
その後聞いた話しでは
高熱のまま橘先輩が学校にきて
授業中倒れたのだと聞いた。
放課後誰もいなくなった教室で
そっと陸斗君の机にふれる。
ずらした視線は彼がいつも見ている窓の先