汚いエッセイ
俺もその子もお互いに背を向け、別々の方へ歩いていった。少々名残惜しかった。もっと話していたかった。



3歩ほど歩いて、俺は振り返った。

見たままの景色が頭の中で、白黒の絵に変換された。
美しい夕焼けが似合うような、そんな哀愁があった気がする。


いつもの道に、見なれた後ろ姿。なにも変わったことなんかない日常。そして哀愁。

へっ。哀愁なんて、かっこつけた言葉は、俺に似合わないな。まったく。
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