汚いエッセイ
俺は、その子の名前を知ってる。学校の名簿で調べたんだ。やはり、いい名前だった。(ストーカー予備軍)


しかし、俺は名前では呼ばず、親しみを込めて、ピンクちゃんと呼ぶんだ。

もちろん話したことなんか一度もないから、心の中でね。



なぜピンクちゃんなのかって、その子が、いつもピンクのカバンを持っていらっしゃるからですよ。
ただそれだけ。
それだけなんだけどね。

実はそのピンクちゃん。
今日は帰りの電車も同じで、今、これを書いている時、俺の前に座っていらっしゃるのです。

隣に豚みたいな顔した友達を連れて。


まさか、向かいの席に座ってる男が、黙々と自分のことを、携帯に打ち込んでるなんて思いもしないだろう。

知ったら、どう思うだろう。引くだろうね。
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