初恋*初彼



あたしは、いったい何を考えてたんだろう…





もう、後戻りはできないとわかってたのに…






逢いたくて…






逢いたくて…








敦が止める声も聞かず
部屋を出た。














あたしは、まだまだ餓鬼で
後先考えず
宿も無く1人になった。






もう、つてなんて無いから…。
















ただ…
虎に逢いたくて、
逢いたくて…






ひたすら
心であなたを見つめてた。















この道を選んだことで

ふたたび
あたしを苦しめようとも
あたしは、泣かない。



きっと君だけを見つめるだろう。


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