婚約者の秘密♪
「ただいま~」



私はいつも通り学校から帰ると

「優羽、ちょっといいか?」


そういって父さんがニコニコしながらリビングから出てきた。


「え…何?」



私は何も知らずにリビングに入った。



リビングにはお母さんも笑ってソファーに座っていた。



「優羽、おかえり。そこに座って」


お母さんはそう言ってソファーを指した。



「ただいま」


そう言って私はソファーに座った。














「優羽…お前、結婚することになったから」













そう。まるで普通のことのようにサラッと父さんに言われた。





え……



私は耳を疑った。


だって今…『結婚』って言わなかった…?



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