【K.A】Alice in LOVEworld
あれから数十分…

「はぁ…

ここ、どこなワケ?
ぜんっぜんお茶会の声とか、なぁ~んにも聞こえないじゃん。」


もう、ヤダ…

私がそう呟いてその場に座りこむと、横の木の間に見えた。
お茶会で使っていそうなイスとテーブルの足が。

「あったぁ~。」


その穴を若干ムリヤリくぐり抜けて、そこへ行くと…


あれ、赤じゃない?
そのテーブルにかかっていたテーブルクロスだけは緑色だった。

しかも…

「最近使った形跡がなさすぎ。
ってか誰もいないじゃないー!」

アリスの叫びは周りに響き渡った。


「ホント、フェイルさんどこ?
ほかの人もいないし…」

もうやだぁ。

ってか、赤ばっかりで目が痛い。
誰かどうにかしてください。
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