都会の魔女
「何だと!
俺は自分で何でもやるよりも、若い子にやらせた方が勉強になると思って
わざと全部任せてたんじゃないか!!

勝手なこと言いうな。」

「勝手なのは店長の方じゃないですか?

ずっと俺頼みだったくせに。

とにかく、あいつらは うちで働きたいって言ってるんだから、
もうあんたに とやかく言われる筋合いはありませんから。

じゃ、そう言うことでよろしく。」

そう言って直人は電話を切ってしまった。

恵介は飼い犬に手を噛まれた心境だった。

< 252 / 345 >

この作品をシェア

pagetop