都会の魔女
「あれ?これなんだろう。」

レコードと一緒に10冊ほどの大学ノートが入っていた。

明日香がそのうちの1冊のノートを開いてみると、それは亮介の日記のようだった。

「お兄ちゃん、こんなのつけてたんだ・・・」

明日香は1から10まで番号がふられているノートの、1と書かれているノートから読み始めた。

それは明日香が小学校入学、亮介が高校2年になって すぐの頃から始まっていた。
< 292 / 345 >

この作品をシェア

pagetop