都会の魔女
「中に調査結果が入ってます。ご覧になって下さい。」

明日香は茶封筒を開け中から数枚の紙を取り出した。


明日香がそのレポートに夢中で目を通していると、アビーはテーブルの上にお茶を二つ置いた。

「結構ヤバイ男でしたよ。

暴力団とも関係があり、随分と非道を尽くしているようです。

女の方は“美保”と言って、その森田って奴と同棲中です。

美保は森田が怖くて、何でも言いなりで
森田に言われるがまま、水商売で働いているみたいですね。

お嬢さんが何をするつもりかわかりませんが、気を付けて下さい。」

アビーはそう言ったが、本当は明日香が何をしようとしているのか、 薄々気が付いていた。
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