初恋タイムスリップ【完】
お父さんの車に乗って、20分ぐらい。

大型ショッピングセンターに着いた。



「混んでるな…」



お父さんはグルグルと、空いている駐車場を探した。




屋上まであがってやっと車をとめた。



車の外に出ると、強い日差しと蒸し暑さ。

暑い…



「さて、どこにあるかな」




お父さんと一緒に、店内のエレベーターホ−ルに入った。



「涼しい!ところでお父さん。何買うの?」




「浴衣だ」




お父さんは、照れ臭そうにいった。


「2階…とりあえず2階行ってみよう」




お父さんとエレベーターに乗った。



浴衣?




不思議に思いながら


2階で降りたお父さんについていった。




「あったあった。

広告に載っていたんだよ」


お父さんは女性用の浴衣をえらんでいた。



「もうすぐ、市の花火大会だろ。

母さんに浴衣を着せてやって、和室の縁側で一緒に花火を眺めようと思ってな。

美音も彼と花火大会行くなら、浴衣選びなさい。

父さんが買ってあげよう」

お父さん………

「お母さん喜ぶよ!」

私はお父さんと一緒に、浴衣を選んだ。




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