初恋タイムスリップ【完】

願い

3月15日


卒業式。




未来へ戻るまで後、2週間を切った。




過去を修正して、学校の思い出がたくさん増えた。



成海くんとたくさん話しをした廊下




成海くんの部活を待ち伏せした、グラウンドに続く階段





優くんが地面に絵を描いてくれた体育祭





友達ができた修学旅行





毎日たくさん話して帰った、帰り道







たくさんの思い出ができた。




もう今日で学校は終わり。


もう、一緒に帰ることも

休み時間、廊下で話すこともない。





「美音〜〜〜!!」


卒業式後、英理が涙でぐちょぐちょの顔で抱き着いてきた。


「違う高校行っても絶対遊ぼうね!」



「うん」

私は英理の背中をさすった。




「ほら池田くんが待ってるよ!」

「美音、ずっと友達だよ!」


そうだね。これからもずっと友達だよ。ずっと。


「うん!」




英理は池田くんと帰って行った。





お父さんとお母さんが近づいてきた。

「美音、卒業おめでとう。
先に母さんと帰っているな」

お父さんはお母さんと校門へ歩いて行った。


お母さんはやっぱり無表情だった。



「美音」



成海くんが私の隣にきた。


「音楽室、いかないか?」







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