初恋タイムスリップ【完】



「私も…ごめんね…」



泣いちゃダメだと思っていたのに、いろんな思いがあふれて涙がでてしまった。


思っていることをたくさん話しようと言ってくれても、

話すことなんかできない。


大好きな成海くんに、何も私は自分のことを話すことができない。


気持ちを伝えることができない。


思っていることなんか、言えない。

言ったら、絶対に


嫌われてしまうから・・・








「美音…日曜日、一緒にどこかいこうか?

あ、先生きた…考えといて」

二人教室に急いで戻った。



日曜日……




デ−トだ…




でも無理だ。



私にはデートに着て行く洋服も靴もバックもない。





無理なんだ…






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